矯正治療におけるレントゲン写真撮影の安全性について
当院では、矯正治療を開始するにあたり 歯・口腔構造を診査するためのパノラマレントゲン写真そして顔と顎骨の形態的バランスを診査するためのレントゲンセファロ写真の側方と正面の三つのレントゲン写真を撮影します。レントゲン写真といいますと放射線の影響をされる方もあろうかと思いますので、その線量について説明します。当院でのレントゲン写真は、デジタル撮影ですので 従来のフイルム撮影の線量の半分程度の 0.02ミリシーベルト(mSv)になります。と言いましてもピンとこないと思いますが、日本で1年間の平均の自然放射線が2.1ミリシーベルト また 東京ーニューヨーク間を航空機で往復すると高所では宇宙線が増加するため それだけで、歯科のデジタルレントゲン写真撮影の10倍にあたる0.2ミリシーベルトになります。